『ヘアショー』ってなんぞや!?

突然ですが、

ヘアショー

ってご存知ですか?

 

もしかしたらお店のスタッフが話していて、言葉だけは聞き覚えがあるかもしれません。「ヘアショー」という、イベントについて。

 

「聞いたことあるけど、よくわからない…」

「そもそも、誰がやってるの??」

 

そんなあなたに、本日は
「ヘアショーってなんぞや!?」
をお届けしたいと思います。

 

ヘアショーってなんぞや!?

ヘアショーとは、言わば

美容師の技術披露の場

キーワードは「非日常空間」「アート」「こだわりの衣装」「トレンド」

各地・各サロンのスタイリストたちが集い、テーマに沿って1つのステージを作り上げていきます。

 

3月にはこんなヘアショーが開催されました!

 

3月4日
御堂筋ビューティーコレクション
“大阪のビューティシーンをリードする10サロンによって構成される御堂筋Beauty Collection。

「関西の女性をもっと美しく」をコンセプトに美容やサロンワークへの質の向上をはじめ、スタイリストという仕事の楽しさを人々に浸透させるために様々なプロジェクトを行っています。“(公式サイトより引用)

今回のステージはストーリー性のある構成で、「アバンギャルド」「オマージュ」「カット」をテーマに、サロンスタイルではできないような、ステージ映えするパンチの効いたスタイル作りを行いました。トップステージ松尾知晃、ジュニアステージ近藤佑美、メイク上野美幸が出演しました!

 

 

 

3月5日
資生堂ビューティーコングレス
“Shiseido Professional Beauty Congressは、アジア各国の先進的なヘアサロンが一堂に会し、美の未来について語り合い、刺激を感じていただける有意義な場になることを目指し、2013年より実施しています。”(公式サイトより一部引用)
今年度は「アカデミック」と「クリエイティブ」の融合をテーマに、アジア人の髪を専門に情報・知識・技術の共有を図るため、日本を代表する1人として逢坂俊也が出演しました!

 

各地で開催されているヘアショーですが、

「技術のことなんて全くわからないけど、楽しめるの?」

「美容師さんだらけで、一般の人は行きづらくない?」

 

そんな疑問も出てくると思います。

美容師はどんな気持ちで参加しているのか。そして、ヘアカットやスタイリングの知識のない人はどんな風に楽しめばいいのかを、ディレクターの高木由香と、

3月5日の『御堂筋ビューティーコレクション』に出演したスタイリストの松尾知晃近藤佑美に聞いてみました!

 

ヘアショーの楽しみ方

美容師はどんな風にステージを観てるの?

 

【出演者として】

 

高木由香

出演者は各サロンから1人ずつ選ばれたスタッフなので、それぞれのスタイリストのカット、シザーワーク(ハサミの使い方や動作)、スタイルの違いや、スタイリストのテイストの違いがある中で1つのステージを創っている融合感を客席の方に感じてもらいたいと思いました。

 

松尾知晃

普段のサロンワークとはまた違った限られた時間の中の一発勝負でスタイルを創る緊張感。ステージでどれだけ印象に残るかやカットやスタイリングの魅せ方、モデルさんに髪を任せてもらえる信頼関係の築きかた、タイムの入れ方などステージにあがらないと見えないことがたくさんある。
ミドビューは他のサロンの方と作り上げるので技術や知識の幅が広がります。

 

近藤佑美

今回出演した『御堂筋ビューティーコレクション』は他店の方と同じステージで創り上げるショーだったので、デザインや技法、演出など自分たちだけの枠にはまらず、他サロンさんの様々な視点や技術が間近で学べるのがすごくおもしろかったです!

 

【観客として】

 

高木由香

各サロンの垣根を超えてコラボレーションして1つのテーマ、スタイル、アイデアを作り上げているステージなところ。特に今回は自由に若手がショーをしたのでベテランと違う新鮮さも勢いがあったところが見どころでした。

 

松尾知晃

スタッフの普段と違う一面が見れる。他のサロンのスタイルも色々なテイストなので見て勉強できる。カット姿勢や立ち振る舞いなどが勉強になる。
自分がMASHU代表ででるならこんなスタイルを創る、他のサロンのステージでもこのテーマならこんな感じで創るなど考えながら見ています。

近藤佑美

様々なテイストの他サロンさんと一つのテーマに沿って演出、衣装、ヘアデザイン、メイクを作り上げているので、その融合や、各サロンの個性を見分けたりするのも見所だと思いました!

 

美容師以外のお客様の“楽しむポイント”は?

 

高木由香

各サロンの垣根を超えてコラボレーションして1つのテーマ、スタイル、アイデアを作り上げているステージなところ。特に今回は自由に若手がショーをしたのでベテランと違う新鮮さも勢いがあったところが見どころでした。

 

松尾知晃

ヘアショー内ではリアルスタイルというよりもクリエイティブスタイルが多いので非日常的な髪型。なのでお客様が美容師の手先の動きや髪の動きを観てパフォーマンスとして楽しんでいただいたり、仕上がりを見て1作品、アートなものを見る感覚で楽しんで頂けたらと思います!

近藤佑美

ヘアショー用にダイナミックなカットの仕方だったり、演出も考えてしているので、ヘアスタイルを真似る、とかよりは、ショー全体のテイストやデザインをみて感じとってもらったり、トレンドを混ぜて表現してるのでそのあたりを見ていただけたら楽しめると思います!

 

「技術を魅せる」

MASHUの美容師たちの、お客様と接する時とは少し違った顔を見られるのがヘアショー。

技術を磨くのは、ステージを盛り上げるため、観客を魅せるためでもありますが、

やっぱり私たちが一番喜んでいただきたいのは、サロンのお客様!

 

MASHUにお越しくださるお客様のために、こういった機会を活用して日々レベルアップに励んでいます。

私たちのいつもと違った活動に、少しでも興味を持っていただけると幸いでございます。

 

 

後に、『資生堂ビューティーコングレス』に出演したLumier de mashu店長 逢坂俊也より、お客様へメッセージをお届けいたします!

 

資生堂ビューティーコングレスというアジアを代表するヘアショーに出場した、逢坂俊也です。

僕は日本を代表する美容師団体「アジアビューティアカデミー(ABA)」に所属し、日々アジア人の髪を専門に情報・知識・技術の共有を図りつつ、アジアの美容経済の発展に貢献しています。

今回のショー主催の資生堂からは、同団体に「アカデミック」と「クリエイティブ」の融合をテーマに出演を依頼されました。このショーを観た人が、アジアビューティーアカデミーから学びたいと思ってくださると良いなと思い、代表として出演を決意しました。

このショーの観客は、アジアの美容師さんが中心です。1000人が日本の美容師、1000人がアジアを中心とした海外の美容師

モデルさんの、変わる様を観て、美容の力で自分たちが文化を変えられる、発展に貢献できるということを感じていただきたい。
その思いで、準備を重ねました。

シルクドソレイユをするようなすごく大きい会場でのショーで、舞台を見上げる側から、今観客を魅せる側になっていることは、美容師としての自分に、大きな自信と責任が生まれています。

メンバーが日本各地のメンバーで、毎月東京に集まってはミーティングを重ねて、という事前準備がとても大変でした。ABAの活動を始めて5年、大きなショーに出演するようになるまでにここで伝えきれない程の苦労がありました。

 

アジアを代表する大きなショーでの経験は、そのまま僕の技術のこだわりとして、サロンの一人一人のお客様に表れています。

例えば、僕が特別重要視している「色味」や「質感」の一つ一つに、違いを感じていただけると思います

これからも、そんな美容師としての逢坂俊也と、末長くお付き合いいただけるととても嬉しく思います!今後とも、よろしくお願いいたします!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

今回は、企画部まりりんが取材させていただきました!
初めまして。事務所にて、作ったり描いたりする仕事をさせていただいております。

POPやポスターなど、店舗でもみなさまの目に触れる機会が多いものを毎度愛を込めてお届けしております!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!